前原大臣羽田空港視察
22日、国土交通省の前原大臣、馬渕副大臣、辻本副大臣、藤本政務官、長安政務官、三日月政務官の政府執行部の皆さんが揃って羽田空港の視察に訪れました。私は政府スタッフではありませんが、羽田空港が選挙区ということで急きょ声を掛けてもらい、同行しました。
2010年10月より現在の羽田空港の沖合いに第4滑走路(D滑走路)を増設し、国際化と24時間化がさらに進みます。沖合いの滑走路は2,500mの長さで、埋立て部分と杭打ち部分の2つに分かれます。なぜ杭打ち部分があるかというと、多摩川の河口にせり出す形で滑走路が作られるので、埋立てだと水流に影響が出るからということです。この杭打ち構造は約500mの滑走路の幅一杯におよそ1200本の杭が海中に埋め込まれており、その景観は圧巻でした。
その後国際線ターミナルを見学し、新しく稼働する管制塔にも登りました。現在稼働中の管制塔も見学しましたが、管制官が真剣な眼差しで画面と滑走路を睨みながら処理している姿には率直に敬意を感じました。
羽田空港のハブ化については、周知の通り前原大臣の発言に注目が集まっているところです。しかし、現在の成田空港が年間22万回、羽田空港が34万回の発着を行っていますが、運輸政策研究機構の調査によれば2030年には首都圏航空需要として94万回の発着が見込まれています。よって、羽田か成田かという2者択一の議論はナンセンスで、どちらがフルに稼働しても全く足りないというところが正しい理解です。
したがって、私はもちろん羽田空港の国際化、24時間化の推進には賛成する立場でありますが、この増える需要にどう対応するかが航空政策の緊急課題であります。羽田の第4滑走路の増設によって、羽田の処理能力は40.7万回に上がりますが、さらなる拡張策・効率的な処理策を模索しなければなりません。その場合、再々拡張の余地があるのは羽田のみです。しかし、羽田の空港の整備だけでは不十分です。
現在京急線の高架化工事が行われていますが、鉄道アクセスの改善はもちろんのこと、増大する需要に対応するためには道路網の整備も必要不可欠です。一例として環状8号線の羽田ランプ、大鳥居交差点の渋滞などは早急に整備すべき課題だと考えます。同時に、住民の立場とすれば環境問題も重要です。
今回の視察はこうした点を改めて感じる良い機会となりました。
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