商店街の嘆き

先日商店街の新年会に参加したときのことです。

商店街振興会の理事の方が、今地元の商店街は本当に存亡の危機に立っているというお話を真剣な表情で私に語ってくれました。お酒が入っていたということもあったのでしょうが、目には涙が浮かんでいます。

地方都市の商店街は「シャッター通り」と言われてその衰退ぶりが報道されますが、大田区においても状況は変わりません。ただ、ここ大田区の場合には店舗が空くと外食チェーン、コンビニエンスストア、携帯ショップなどの出店希望が多くあることから、見た目上さびれているように見えないだけで、実際には昔ながらの商店がどんどん撤退している状況です。

商店街のお店が衰退する理由は、駐車場を設置してある大型ショッピングモールの出店(大田区であれば、隣接の川崎市のラゾーナ川崎など)が相次ぎ、自動車で買い物をすることを好む消費者がどんどんそちらに流れてしまうという大規模店舗との競合の問題と、そもそも商店の後継者が少なく経営者の高齢化によって廃業が続いているなどの理由が挙げられます。

理事の方はもう一つ、商店街に入るチェーン店は、商店街活動や行事に積極的に参加しないため、共同体意識が薄れていっているということも嘆いていらっしゃいました。

私は正直、非常に難しい問題だと思いました。大資本のチェーン店は価格競争力が強く商品が豊富で、消費者に対するアピール力は相当なものです。しかし、商店街ではお店と消費者とのコミュニケーションが活発で、共同体意識の醸成に大きな役割を果たしていると思います。商店街の振興のためにどんなことができるのか、これは地元だけに限らず、日本全体の課題としても検討する意義があります。

どのようなことができるのか、どのようなことをすべきなのか、恥ずかしながら私はここできちんとした回答をできるほど知識と経験が十分ではなく、地域の人の話をもっと良く聞く必要があると痛感しました。

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